「最近、食べすぎていないのに体重が増えてきた…」
そんな経験はありませんか?
実は、睡眠不足は太りやすさと深い関係があります。
この記事では、睡眠不足がなぜ太る原因になるのか、体やホルモンへの影響を解説しながら、今日からできる改善方法をご紹介します。
睡眠不足と肥満の意外な関係
「夜更かしが続くとお腹が空く」「寝不足の日は甘いものが欲しくなる」──これには理由があります。
睡眠時間が不足すると、食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れ、自然と食欲が増してしまうのです。
食欲ホルモンの乱れが太る原因
1. グレリン(食欲を増やすホルモン)
睡眠不足になると グレリン が増加し、食欲が刺激されます。
特に炭水化物や甘いものなど「高カロリーな食べ物」を欲しやすくなるのが特徴です。
2. レプチン(食欲を抑えるホルモン)
逆に、満腹感を伝える レプチン は減少します。
その結果、「お腹いっぱい食べたはずなのに、まだ何か食べたい」と感じやすくなります。
睡眠不足がもたらす代謝の低下
食欲だけでなく、睡眠不足は 代謝の低下 も引き起こします。
- 成長ホルモンの分泌が減少 → 脂肪の燃焼力が低下
- インスリン感受性の低下 → 血糖値が乱れやすく、脂肪がつきやすい体質に
- 疲労感や集中力低下 → 運動量が減り、活動代謝が落ちる
つまり、食べすぎ+燃やせない体が同時に起こり、太りやすくなるのです。
私の体験談
以前、仕事が忙しくて連日5時間睡眠が続いた時期がありました。
特に夜遅くまで起きていると、ついポテトチップスやチョコレートに手が伸びてしまい、気づけば1ヶ月で体重が2kg増えていました。
その後、睡眠を7時間に戻すと自然と間食が減り、体重も元に戻った経験があります。
「食事制限より先に睡眠を整える」ことの大切さを実感しました。
太りにくい体をつくるための快眠習慣
1. 毎日同じ時間に寝起きする
睡眠リズムが整うとホルモンバランスが安定し、食欲の乱れが改善されます。
2. 就寝前はリラックスタイムを
寝る直前までスマホを見ると、交感神経が優位になって眠りが浅くなります。
本を読んだり、ハーブティーを飲んだり、心を落ち着ける習慣を取り入れましょう。
3. 睡眠環境を整える
- 室温:20℃前後
- 湿度:50〜60%
- 真っ暗にしてメラトニン分泌を促す
寝具や枕を見直すことも、質の高い眠りにつながります。
4. 夜食・カフェイン・アルコールは控える
特に寝る直前のカフェインやアルコールは眠りを浅くし、ホルモン分泌を妨げます。
睡眠で「痩せ体質」をつくろう
ダイエットというと「食事制限」や「運動」を思い浮かべがちですが、
実は 睡眠こそが痩せやすい体づくりの土台です。
しっかり眠れば:
- 食欲が自然に落ち着く
- 脂肪が燃えやすくなる
- 代謝が上がる
結果的に、無理なく太りにくい体をキープできます。
まとめ
睡眠不足が太る原因になるのは、
- 食欲ホルモンの乱れ(グレリン↑・レプチン↓)
- 脂肪燃焼や代謝の低下
- 活動量の減少
この3つが重なるからです。
「食べすぎていないのに痩せない…」と感じる人は、まず睡眠習慣を見直すことが大切。
7時間前後の質の高い眠りを確保すれば、自然と体もスッキリ変わっていきます。
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